Open vSwitchソースコードリーディングに向けて その3
トップディレクトリ直下のファイルにいろいろ役に立ちそうな情報が書かれていることが判明。というか、最初からREADMEなり読めという話だが。。。
README
- プラットフォーム独立なCのコードで大半が書かれていて移植性が高い
- カーネルモジュールを使用せずに全てをユーザーモードで動かすことが可能
- ユーザーモード実装はカーネルモードの実装に比べて移植しやすい。ただし、ユーザーモードの動作は、実験的なものである。
というような話が書かれている。そのほか、Open vSwitchの全体像の理解に役立ちそうなのは、含まれているコンポーネントの概要説明。
- ovs-vswitchd
- ovsdb-server
- ovs-vswitchdが自身の設定を問い合わせるための軽量データベースサーバ
- ovs-brcompatd
- ovs-dpctl
- カーネルモジュールの設定を行うためのツール
- Citrix XenServerとRedHat Enterprise Linxu用のRPMをビルドするためのスクリプトとSpecファイル
- ovs-vsctl
- ovs-vswitchdの設定の問い合わせと更新を行うユーティリティ
- ovs-appctl
- 動作中のOpen vSwitchデーモンにコマンドを送るユーティリティ
- ovsdbmonitor
- OVSデータベースとOpenFlowテーブルを外部から見るためのGUIツール
- ovs-controller
- 単純なOpenFlowコントローラ
- ovs-ofctl
- OpenFlowスイッチおよびコントローラに問い合わせを行うためのユーティリティ
- ovs-pki
- OpenFlowスイッチのための公開鍵基盤を作成、管理するユーティリティ
- OpenFlowメッセージをtcpdumpでパースするためのパッチ
何となく、全体の構成が見えてきた気がする。ファイルの行数をとったりする前にこのファイルをちゃんと読むべきだった。。。。反省。
PORTINGの中身を読んで、だいたい理解したけれど、本日はもう時間がないようなのでまた次回に。