auの先行き不安

KDDI、次世代携帯電話規格をドコモなどと同じに

KDDIは2010年ごろにサービスが始まる見通しの次世代携帯電話について、NTTドコモやソフトバンクモバイルと同じ高速通信規格を採用する方針を固めた。現在はKDDIだけが他社と異なる規格を使っている。規格がそろうことで、携帯の利用者は電話機本体を買い替えなくても、電話会社を変更することができるようになる見通しだ。
KDDIが採用するのは光ファイバー通信回線並みの毎秒100メガ(メガは100万)ビットを超す高速データ通信が可能な「LTE」と呼ばれる無線通信規格。ドコモやソフトバンクが利用している規格「W―CDMA」をより高速に進化させた技術だ。ドコモが世界に先駆けて10年にも実用化する計画を進めている。海外でも英ボーダフォンなど大手が採用に動いている。
KDDIはこれまで「CDMA2000」規格を利用しているが、これを発展させた技術を採用する動きは海外でも少ない

これまでは、同じ系列の技術を使って基地局への投資をなるべく行わずにアップグレードすることで回線の高速化を行うことができたau(KDDI)ですが、この先はそれでは行くことができないことを物語っています。一方、3Gに移行する際にもたついていたW-CDMA陣営であるDoCoMoSoftbankは次世代では既存技術の延長線上で展開することができるので、インフラへの投資を考えると非常に有利な位置にいます。つまり、3G移行時に起きていたau優勢、その他トラブルやら繋がらないならという現象と全く逆のことが起きるでしょう。ということで、auの先行きは不安ありですね。これから2年縛りで契約してしまうのは考え物なので私はいつでもDoCoMoに逃げれるようにしておきたいと思います。
追記: 全体的に下げ相場なので難しいところですが、KDDIの株価は日経平均の下げ率よりも下がってます。14:03時点では。