Omloop Het Nieuwsblad観戦

滞在中のゲントをスタートとゴールに設定したレース Omloop Het Nieuwsbladが開催されたので観戦に行ってきました.何かここ数週間,毎週末は自転車のレースを見に行っていて本当に自転車好きにはヨーロッパはたまりませんね.日本とは自転車レースの根付き方が全然違うと感じています.

まず,レースのスタート地点に行ったのですが人が多い!日本のレース(ジャパンカップだとか)だと来ている人は自転車好きというか,自転車オタクとその知り合いというパターンが多いのだけれども,このレースは客層が相当幅広い!もちろん自転車に乗って観戦に来るような自転車をやっている人もいるけれども,そうでない人,そこら辺にいそうなおっさんや,子供,家族連れ,日本のレース会場では見ないような女性のみのグループなど,自転車レースの根付き方の違いを感じる客層の広さがあった.

チームカーとかチームバスも本当にそこら辺と行っていいようなところに停まっていて,その区画に行くのに特別なパスなど必要もなく,フェンスが立っているわけでもなく,チーム関係者しか近づけないわけではなくて,選手のすぐそばまで入っていけるし入っても何も言われないというのに感動.ジャパンカップだとチームのブースには入れない(昔は入れたような気がするけど,最近はチェックが厳しくて入れない)のとは大違いで,そこら辺にもファンと主催者の信頼関係が出来上がっているというのを感じた.逆に言うと,日本のレースでは性悪説に立ってファンを見ているという風にも言える.とにかく,選手との距離が近くて身近に感じられる.

ファンも気軽に選手に声をかけてサインをもらったり,一緒に写真を撮ったり,顔見知りだったりするときには雑談をしたりと非常によい雰囲気.サインボードに向かう道の両脇には金属製の手すりが設置されているのだが,その手すりの内側には自転車をやっている子供を並ばせてあげて選手が来るたびにサインやらをもらえるようにさせてあげているのを見てとても心が和んだ.そうやって,子供の頃からスター選手なりを身近に感じることが出来る環境ならば,そりゃ自転車選手を目指す子供が増えるってもんだ.やはり文化の違いは大きいと感じたなぁ.同じような立場が日本だと野球選手なのかもしれないけど,あれほどの身近な感じはないんだよな,野球選手にはと思わざるを得なかった.

DSC05247