Python Developers Festa 2010.10で発表してきました

Python Developers Festa 2010.10に行ってきた。LTを申し込んでみたのだが枠一杯ということで単なる1聴講者のつもりで参加する気でいたら、AWSの発表者が仕事が忙しく発表できなくなってしまったらしく水曜日だか木曜日に@Voluntasさんから発表しないかとのお誘いがきて、せっかくの機会なので引き受けることにして急遽発表者としての参加に。機会をくれた@Voluntasさんに感謝します。

会場はオラクル青山センター。何度か行ったことはあるが、毎回、本当にいい環境だなと思う。100人以上の人がWiFi使っても急激に遅くなったりするようなこともないし、本当にファシリティーがすばらしい。会場提供のオラクルさんにも感謝しなくてはいけないなと。ねー、自分の会社でも、こういった勉強会を開けたらいいんだろうけどぱっと見は難しそう。勉強会クラスタにあまり多くない気がする私の会社。でも、オラクルだって最初の1回を行うのにはいろいろの人の努力があって筋道が出来て、既成事実化して今があるのかとか考えたりした。先駆者の皆様、本当にありがとうございます。

こういう勉強会って、「俺、オープンソースのXXXっていうプロジェクトのコミッターやってるけど」とか、「未踏ソフトのスーパークリエイターでした」とか、そういう感じにプレゼンスの高いスーパーハッカーの集まりのイメージがあったけど、会場に入ってみると女性も結構いるし、年齢層も思いの外幅広い印象。午前中のハンズオンは、Python初心者向けのが一番人が集まっていたし、印象と実際はかなり違うのもであると感じた。Pythonって勉強しようと思わないとやることのないマニアック言語だと思っていたんだけど、かなり浸透しているのだろうか?

ハンズオン

午前中のハンズオンは、@Voluntas講師によるgit-flowのレクチャーに参加したが、この時点で午後の発表資料は完成していないという状態。GitもMercurialも使い方は大体分かるのだが、ソフトウェア開発を生業にしているわけでもないので、一人で使うことはあってもチームでの開発をするってことは無い環境にいる私はこういうVCSの運用ルールの定石とかよく分かっていない。そういうこともあって、git-flowのブランチ戦略の話は凄いためになった。

Gitはハイスキルなメンバーからなる少人数での開発に適しているという話を聞いて、Gitを使って開発をしようとしている自分としては一抹の不安を覚えてしまった。git-flowを導入しようかな・・・・

git-flowのインストールをMacportsでやるために実行したら、依存関係のある大量のソフトのコンパイルが始まってしまい、あげく依存関係解消後に行われるgit-flowのインストールはGitのポートが開いていないため失敗。周りの人の進み具合からも完全に取り残された感じになったので、午後の発表資料の内職に入るなど講師の方に失礼なことをしてしまったことを考えると、最初から素直にモクモクゾーンで作業をした方が良かったのかもしれない。

昼食

とんかつメンバーに混ざるも、お目当てのとんかつやはセレブな奥様方の鍋会?に占拠されており、インドカレーにリダイレクト。ナンのおかわりをしたのはやり過ぎたかもしれない。午後ずっとお腹に感じる存在感がはんぱなかった。カレー自体はおいしく、ぼっちめしも回避できたので良かった。

LT@午後

@Voluntasさんから開催案内に載せているLTの発表順序はフェイクというかその発表順序とは関係なく、適当に呼び出しますとアナウンスされて、「聞いてないよー」という気分に。そういうこともあって、自分の発表の前の発表は心を落ち着けて聞けなかった。ザ・小心者。Koshinukeは是非とも欲しいです。社内からGitHubやBitbucketを使うのはいろいろ難しそうだし、そういうルールが時代に追いついていない感じで正面突破もいばらの道そうだし。

で、自分の発表。一言で感想を言うと、聞く側への配慮が足りない発表であったと凄まじく反省。結果として、全力で会場を置いてきぼりにしたような雰囲気になってしまった。一人で暴走している雰囲気は自分で感じ取ったんですがどうすることも出来ず。バックグラウンドがいろいろな人が混じったところでの発表の難しさを再認識。一応、自分では配慮したつもりではあったけど、それは配慮すらなっていなかったという話。この辺、研究会とか同じ背景知識を共有しているコミュニティでの発表が多い弊害だなと思った。ルータとか分かるだろって思っていたのが間違いの始まりだった。結局、OpenFlowを知っている人には知っている話しか提供できず、OpenFlowを全然知らない人には全くついて行けない発表になってしまった。。。。

そんな中でも、話に興味を持ってくれたり、新しい知識として刺激を受けた人がいたとすれば幸いです。

HadoopやAsakusaの発表で、Hadoopのことを知っている人の多さには驚いた。もう、普通の技術になってきているってことなのか?だとすると、もうHadoopのシステムくめますとか、プログラミングできますとかでは差別化要素にならないっていう状態になってきているのだなと思うと、技術の流れの速さは凄まじいなと。

最後のLTは、ウェブ魚拓の社長による東日本大震災被災の体験記。非常に中身の詰まった重い話だった。とても考えさせられた。

次回

会場で次回の開催日程が決まった。今のところ何もなければ参加予定。すでに、194/145ってすごくないか!?
http://www.zusaar.com/event/158001